山頂の遺跡 / Prasat Phu Fai : 訪問日 06Aug2006


この遺跡は、Sri Saket県のA.Khun Hanの
Ban Phu Faiにあります。

遺跡の名前のPhu Faiとは、火の山?
イサーンの平野の中にある
Phanom Rungと同じような山容の山なので、
Phanom Rungと同様に火山だった?

右の写真は、山へ登る途中の道です。
石が敷き詰められています。

麓にもお寺がありましたが、頂上にもお寺があります。
しかし、頂上のお寺には誰もいないし、
草に埋もれそうな道が何本かに分かれ、
どこに遺跡があるのかわかりません。




一番歩きやすそうな道を進みます。
すると西の崖のところで行き止まりです。
しかし、景色はすばらしいです。












崖の下をのぞくと、こんな感じです。
落ちたらひとたまりもなさそうです。













お寺へ引き返して、道を尋ねる為に人を探します。

山の頂上に池があります。
人工的に造った池か?
Phanom Rungと同様に死火山の火口を池にした?

池の前の看板には、
タイ語でSara Naam Duum Boranと
記載が有ります。
Saraは英語の「The」に相当。Naamは「水」。Duumは「飲む」。Boranは「古代の」
と言う意味です。
よって古代の飲料水と言う意味らしい。
しかし、こんな山の上に、飲料用の池?
昔から、この地域では聖なる地で、
ここを祭る人達の飲み水、または、
沐浴用の池として使用されたのではないかと思います。


山の上のお寺には誰もいません。
仕方なく、麓のお寺まで更に引き返します。
遺跡がどこにあるかわからない事を話すと、
お坊さんと子供達が連れて行ってくれる事に
なりました。


遺跡へ行く途中の道には大きな岩があります。







道無き道、一人だったら行こうと言う気が
起らない道を進みます。

まず、彼らが連れて行ってくれたところは、
山頂の仏陀像までです。
まず真っ先にここを見せたかったのだと思います。

遺跡はどこにある?ここが遺跡?
少し不安になります。






仏陀像の後に続く、更に道無き道を進みます。
すると石でできた外壁が見えてきました。













石を積み上げた外壁はありますが、
祠堂は崩れているのか、
石が転がっているだけです。












この外壁も、
よくある四角いラテライトを
積み上げたものではなく、
転がっている石を積み上げたような
外壁でした。










ここに遺跡があったと言う事です。














帰り道につきます。
最後は、崖のような下り道を下ります。

ちゃんとした道を通ろうよう。
しかし、ひとりで他の道を行く勇気もなく、
仕方なくついて行くきます。
そして、無事、麓へ下りる事ができ
ホッとしました。







麓から見たPhu Faiです。

この池は、灌漑用の池だと思いますが、
古いものかどうか不明です。












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